ウォーキングは何時間行うのが効果的?歩く頻度の目安は?

ウォーキングは何時間行うのが効果的?歩く頻度の目安は?

ウォーキングは、1回あたりどのくらいの時間歩けば効果を実感できるのでしょうか。続いては、ウォーキングの理想的な時間や頻度について解説します。

歩行時間はこまめに分けてOK
従来は、「ウォーキングなどの有酸素運動は、30分継続して行わなければ脂肪燃焼効果が得られない」と考えられてきました。

しかし、最近の研究結果により、1回30分の運動と1回10分の運動を3回では、効果に差がないということが分かっています。

つまり、1回で長時間歩く必要はなく、こまめに分けてもOKということです。

これまであまり運動をしてこなかった人は、いきなり長時間歩くのではなく、まずは1回10分のウォーキングを1日に2~3回行うことから始めてみましょう。

1回10分程度であれば気軽に始めやすく、長期的に続けることで健康効果やダイエット効果も得やすくなります。1駅前で降りて会社まで歩く、近くのスーパーまで歩くなど、できることから始めてみてください。

(出典:内臓脂肪減少のための運動,厚生労働省e-ヘルスネット)

 

毎日歩かなくてもOK
成人の基礎体力向上のためには、週2回以上、1回30分以上の息が少し弾む程度の運動を習慣にすることが推奨されています。

そのため、週に2回程度はフォームやスピードを意識しながら、しっかりとウォーキングをするという習慣をつけてみてはいかがでしょうか。

また、いきなり1時間などの長時間ウォーキングをすると、足や体に負担がかかってしまいます。まずは無理のない範囲で始めて、徐々に歩行時間や歩行回数を増やすようにしていきましょう。

(出典:身体活動・運動,厚生労働省

 

ウォーキングを長く続けるコツ
ウォーキングを長く続けるコツ

1回あたりの時間や歩行距離も大切ですが、ダイエット効果などのメリットを得るために何よりも大切なのは継続です。

ここでは、ウォーキングを長続きさせるためのコツについて紹介します。

ライフスタイルに取り入れる
ウォーキングを新しく習慣に取り入れようとしても、時間の確保が難しいという人もいるでしょう。

忙しい人や運動に対して苦手意識がある人におすすめなのが、ウォーキングをライフスタイルに取り入れる方法です。

例えば、ランチタイムに少し遠いコンビニに行く、1つ前の駅で降りて歩く、徒歩通勤にするというように、少しだけ意識を変えて日常生活のなかで歩く機会を増やしていくだけでも次第に運動習慣が身に付き、基礎体力の向上が期待できるでしょう。

また、散歩を趣味にしてみるのもおすすめです。気分転換にもなり、毎朝散歩を行うことで自然と生活リズムも整います。