肌荒れってどんな種類があるの?

①肌荒れってどんな種類があるの?

 

①~③回で綴っていこうと思います。


季節が変わり気温が下がってくるこの時期、様々な肌トラブルに悩む方も多いのではないでしょうか。

夏の間に浴びた紫外線による影響や、湿度が下がることによる乾燥など、肌は常に外気に触れ外側からの影響を受けやすい場所です。

また、栄養・ホルモンバランスやストレス・睡眠不足など、体の内側からの影響も肌のトラブルに繋がります。

今回の記事では肌荒れの肌トラブルの代表的な種類について詳しく説明していきます。


乾燥肌
 

健康な肌では、表皮の一番外側にある角質層のバリア機能が正常に働いており、肌の水分を保って蒸散を防いだり、外からの刺激から肌を守ったりしています。

しかし、皮膚の新陳代謝(ターンオーバー)の乱れ、空気の乾燥、紫外線によるダメージなどによりバリア機能が正常に働かなくなると、肌内部の水分が逃げてしまい、乾燥肌を引き起こします。入浴後や洗顔後に肌が突っ張る、カサカサするなどの症状が見られ、特に皮脂の分泌の少ない膝、すね、ひじ、足の裏が乾燥しやすくなります。

顔では頬や口、目の周囲が乾燥しやすい部位になっています。ワセリンやセラミドなどの保湿剤を使ってしっかりと保湿を行い、セルフケアすることが治療の基本です。



脂性肌
脂性肌は過剰に皮脂が分泌され、肌のテカリやベタつきが目立つ状態を指します。

男性ホルモンであるテストステロンやアンドロゲンの作用で過剰に皮脂が分泌されたり、ストレスや睡眠不足、過度な飲酒などの生活習慣が乱れたりすることが脂性肌の原因と考えられています。眉の周辺や鼻筋などのTゾーンがベタつきが見られやすい部分です。

保湿や生活習慣の改善などセルフケアのほかに、皮脂の分泌を抑える作用のあるビタミンA誘導体であるトレチノインの外用を行って治療します。

混合肌
混合肌は、上で説明した乾燥肌と脂性肌の両方の性質を持っている肌質のことで、ベタついている脂っぽい部分と乾燥しがちな部分が混在する肌を指します。

混合肌の原因は肌内部の水分不足で、乾燥肌と同様に肌のバリア機能が正常に働かなくなると、水分を逃さないように肌が過剰に皮脂を分泌してしまいます。



続きは②回で!